中小企業の業績を最短距離で伸ばすなら株式会社武蔵野の経営コンサルティング

株式会社武蔵野経営サポート事業部

MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

更新日:2021/10/13 07:30

武蔵野社員の奮闘記

船乗りになるはずがシステムエンジニアに……【社員教育/転職】

今回からは全社管理本部 管財課課長の水野和隆がお届けします。
はじめまして、水野です。
実は今年の8月で私は定年を迎え、現在は嘱託で仕事を続けています。
私は中途入社で、社歴は10年に達していない“新人”です。
本来ならこのコーナーを担当する資格はないのですが、定年を迎えたということで、
小山が「花道を飾ってやろう」と考えてくれたのかもしれません。
せっかくの機会をいただいたので、昔話にしばしお付き合いください。

私は子どものころ、船乗りに憧れていました。
しかし、船乗りになる人は減っていて、職業としては将来性がない。
そこで海つながりで大学は海洋学部を選び、海洋物理の勉強をしました。

1984年、卒業後に就職したのは、海洋調査の分析をする会社でした。
その会社は、海流の流れのデータをコンピューター(当時パソコンはなく、メインフレームでした)で処理する業務を行っていました。
テーマこそ海ですが、やっていることはプログラマーそのものです。
しかも、私は入社直後なぜかN社に出向になり、CADのシステム開発をやることに。
もはや海は関係ありません。
気づいたら、私はシステムエンジニアとしての人生を歩んでいました。

海洋調査の会社は3年半で辞めて、次はD社系のシステム会社に転職しました。
D社の子会社でしたが、仕事はD社グループ以外のシステムの受託開発です。

当時はバブルの絶頂期で、仕事はいくらでもありました。
いまと違って残業もし放題で、20代半ばで残業を200時間ぐらいやっていましたので、毎月30~40万円くらい稼いでいました。
若いのでぜんぶ飲んで使ってしまいましたが、当時は使っただけまたすぐにお金が入ってくる時代だったのです。

その後、グループ内で子会社の再編があって、私はD社の所属になりました。
D社では、健康保険組合の業務をアウトソーシングで受託していて、保険請求の処理をする仕事を主に担当していました。
その絡みで、健康保険証をつくったり、国民に基礎年金番号を振るプロジェクトにもかかわりました。
「自分たちが社会のインフラを支えている」という自負があって、仕事にはやりがいを感じていたと思います。

D社での後半は、「Dのオンライントレード」のシステムインフラ(Webサーバー等)のシステム構築を担当していました。
一番の思い出は、大量の取引とハード障害が重なり、2日間続けてシステムダウンをしたことです。
D社のオンライントレードは、1日あたり2億円以上の取引がありました。
2日で約4億円の取引ができなくなり、夕方のニュースでも報道されてしまいました。

ニュースになると、金融庁から金融機関に調査が入る場合があります。
このときも非公式で聞き取りがあり、その影響で異動になった関係者もいました。
何を隠そう、私もその一人。個人の責任ではありませんが、担当を外されることになりました。

ちなみにこのシステムトラブルの後、ライブドア事件の影響で東京証券取引所がパンクしたことがあります。
多くの証券会社はその影響を受けましたが、
D社は少し前にトラブル対応を行ったおかげで、システム障害を出すことなく通常取引ができました。
どんな失敗も、そこから学べば後に役に立つものです。

さて、私は定年まで10年を残して、何か今までと違う仕事をしたいという思いが湧いてきました。
50歳を過ぎてから転職するのは難しいですが、40代ならなんとかなるという計算もありました。
そこで50歳の誕生日が来る前に、20数年勤めた会社を退職しました。

選んだ仕事は、生命保険会社の外交員でした。
大学を卒業してから、私はシステム畑一筋でやってきました。
当然、営業の経験はゼロです。
いま振り返ると無謀な転身でしたが、当時はなぜか「俺ならできる」と自信満々でした。
その自信が間違いであったことはすぐに判明して、私は危機的な状況に陥ります。
そこから武蔵野との出会いにつながっていくのですが、続きはまた次回に!

次回は“中途採用面接の会場はカニ道楽”です。
次回もお楽しみに!

-----------------

【無料オンラインライブ配信のご案内】

-----------------

■99%の社長が知らない会社の数字の使い方■

経営者の皆さん!!
直感で経営判断をされていませんか?

減収からV字復活を果たした数字による経営の極意から
データ経営を支える人材教育にも焦点をあててお届けします!

株式会社北の達人コーポレーション 代表取締役社長 木下勝寿氏をゲストに迎え
小山昇が即実践に移せる数字の使い方を伝授致します。

お申込み・詳細はこちら

武蔵野のサービスに
ご興味が出てきた方

CONTACT