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株式会社武蔵野経営サポート事業部

KOYAMA COLUMN

小山昇
経営改善コラム

2021/09/13 07:00

社長の仕事は“決定”すること

社長の仕事は、決めることです。
みなさんは、2つ選択肢があって、どちらかに決めなければならない時、どちらを選ぶでしょう?

楽なほうや正しいほうを選ぶ、それがマトモな人です。
私の場合はいつも「どういう風にするか」という“結果”を決めています。
クレーム処理は「こういう結果にする」と決めてから対応するのです。

クレーム処理に行って「話し合った結果、こういう風になった」ということが多いですが、私は先に結果を決め、やり方はあとで決める。
どうやるかは、あとなのです。

その最たるものが、事業年度計画です。
「いつ、○○をやる」と決めてありますが、中身が決まっていないものがたくさんある。
その場になって決めるのが正しいのです。

実践経営塾で、滝石が話をする。
何を話すかは決まっていませんが、スケジュールだけ決まっています。
日程が近づいてくると、さすがの滝石も(?!)準備をします。

「やり方」で決まるのではなく「決定」で決まります。
早く決めることが大切なのです。

家庭用市場で、見本投入をしてもなんともならないという場合、時間がかかったら契約はできません。
1カ月以上かかったら契約はできませんから、すぐ見本を回収しなければいけません。

今日行って契約ができなかったら、「(見本を)返却して下さい」と言うと決めて出かけるのです。
契約をしたいお客様は、その日に契約をしてくれますし、契約をしたくない人は、見本を返してくれます。

「決定」とは、いくつかある中から決めることです。
どういう風に決めるのが正しいかというと、“自分にとって都合の悪いほう”を選択して決めること。
そうすると、大体みなさん、うまく行きます。

ところがみんな、“自分にとって都合の良いほう”を選択するので、「こんなはずじゃなかった」ということになって、結果が出ないのです。

社長で一番ダメなのは、優柔不断な人です。
社長は“決定すること”が仕事です。

決定する時には、私でも迷うことはあります。
迷って先延ばしにするよりも、迷っても、右でも左でも決め、実行してから変える。
これが正しい“決定”であり、決定に間違いはつきものです(笑)。

間違ったら、変えれば良いのです。

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