2021/10/04 07:00
能力は仕事をさせてみないとわからない
能力があるかどうかは、試験や検査ではわかりません。
わが社では面接のとき、即戦力になる人と、時間はかかるけれど伸びる人を採用します。
そのほうがバランスがとれて良いからです。
世の会社の多くは、即戦力になる人だけを採用しますが、
それでは戦いに負けた人が辞めていってしまう。
時間がかかって、5年ぐらいで芽が出ても良いと、私は思っています。
能力は、仕事をさせなければわかりません。
わが社の仕事の第一歩はインターンシップです。
私は、数日のインターンシップですぐその人の能力がわかります。
学校での勉強ができたとか、成績が良かったというのは、偉くありません。
勉強ができたというのは、記憶装置が良かったというだけです。
過去のことを丸暗記しているといっても、DVDには勝てません(笑)。
DVDは、絶対に正確で間違いなく記録しているけれど、人はそうではないのですから、採用試験で重要視するなど論外です。
わが社では、いま、読み書き試験などは一切やりません。
そういえば昔、漢字の読み取り試験をやって回収し、まったく同じ漢字の書き取り試験をやったことがあります。さっき答えの漢字を見ているのに、みんな書けない!のです。
読み取りで漢字を読んでいるのに、書き取りになると書けない。
そのくらい、試験とはいい加減。だから意味がない。
そんなことで学生の能力は量れっこないのです。