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株式会社武蔵野経営サポート事業部

KOYAMA COLUMN

小山昇
経営改善コラム

2021/12/27 07:00

正しいルールを作るのではなく、“ルールがある”ことが正しい

ルールを作る時、みな、正しいルールを作ろうとします。
そうではなく、“ルールがある”ことが正しいのです。
そのルールで、もし都合の悪いことがあるなら、変えれば良いのです。

プロ野球でも「プレーオフ」なんて、過去にはありませんでした。
お客様が来ないからと、ルールを変えてプレーオフをやり、
それでもお客様が少ないからと、「セ・パ交流戦」まで作った(笑)。

…というように、お客様の要求や時代に合わせて、ルールを変えることが正しいのです。
ずっと同じルールでやるのは間違いです。
世の中は、変わっている。
それに合わせてライバルもお客様も変わっていくのです。

ですから、会社のルールブック「経営計画書」や「方針」は、毎年変わることが正しいのです。
わが社の44期の「戦略に関する方針」と、45期の「戦略に関する方針」は、まったく違います。
前期の方針は、影も形もない。

前に作った時は「これが良い」と思って作ったのだけれど、
一年経ったら「やっぱりダメだった」ということでルールを変えたのです。
ルールを変えるのは正しい。なぜなら、オリンピックでも同じですよね。
ルールがあることが正しく、もし都合が悪かったら、みんなで相談して変えていくことが正しいのです。

仕事を楽しくするためにルールがあるのであって、縛るものではありません。
ルールの正しさよりも結果の正しさが大切です。
会社は、どんなに正しい(という)ルールがあっても、結果が赤字だったらダメなのです。

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