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株式会社武蔵野経営サポート事業部

KOYAMA COLUMN

小山昇
経営改善コラム

2022/02/28 07:00

【前編】強い経営、組織作り

中小企業の社長として、何を自覚しておくべきか?

継続的に利益を出し続けている企業には、一つの共通点があります。
組織が強いということです。

ちょっとやそっとのことでは潰れない強さ。
社員のモチベーションが常に高く維持されている強さ。

そういう土台があればこそ「儲かる仕組み」も有効に作用します。
いかに優秀なビジネスモデルがあろうとも、組織が不健康では意味がありません。

組織を強くするのは社長に課せられた大切な仕事です。
社長の務めとは、社員が高いモチベーションを保って仕事ができる環境を整えていくことです。

また明確なビジョンを伝え、それを実行させることです。
社長が元気なら企業も元気、社長のやる気はすなわち企業のやる気。

特に中小企業ではそうですし、またそうであらねばなりません。
ここでは、組織を強くしていく上での前提条件となる、社長が持つべき自覚について言及します。

独自性のある経営スタイルは、他社の模範から始まります。
わが社は、他社の良いところ、習うべきところは積極的に取り入れていく企業です。
私はときどき「わが社の正式名称は『株式会社盗品見本市』です」と
冗談めかして話すこともあるくらいで、とにかく他社の優れたところは徹底して真似をします。

「真似こそ最高の創造」なのだと私は考えています。

例えば、わが社のビジネスデザインは、リクルート社を見習っています。
もう30年以上も前のことですが、私は同社の課長の話を聞く機会に恵まれました。
いろいろと有用なお話が伺えましたが、中でも印象にのこっているのは、
「リクルートはクラブ活動のノリでやっています」という言葉でした。

それを聞いて「よし、自分も学校のクラブ活動の延長線上にあるような、面白い企業を目指そう」と考えたのです。
クラブ活動のノリの代表例が、チーム活動です。

次週は、この話の続きをお届けします。

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