2022/06/20 07:00
対策とは差を見つけること
目標−実績=対策、売れる商品やサービスに対して一層の販売努力をすることです。
だめなものを何とかしようと思ってもダメ。目標と実績はその差が大きいほどよい。差をつめるのは誤りです。
計画を立て、今期の目標が達成できそうだと思っている人は、それを喜ばしいことと思っているでしょう。
でもちょっと考えて下さい。達成できることはいいことですが、目標が小さく実績も小さいために、次の対策がでないことはありませんか?
わが社では、経営サポート事業がスタートする事業計画を作ったとき、当初は5,000万で承認をしましたが、1億に変更させました。
それも無理やりに、です。
すると、「これは大変だ! 5,000万の計画のときのやり方では達成できない」と思い、知恵がでます。
つまり対策が出る。
結果、スタートの初年度1億の目標を達成しました。
目標が小さい人は、対策がないのです。
やめることも、対策の一つです。
例えば計画段階で「リンゴ」と「ナシ」の二つの商品があったとします。
計画段階では「ナシ」を売ろうと思い、「リンゴ」は少なくてもいいと思ったけれども
やってみたら「リンゴ」がたくさん売れて「ナシ」が売れなかった。
こういう場合はどうするのが正しいでしょうか。
普通は、目標を達成するために「ナシ」を売ろうとするのです。
これは間違いです。
「リンゴ」を売ることが正しい。売れない物を何とかしようとしてもやはり売れません。
「リンゴ」は放っておくと落ちてしまいます。ニュートンの法則です。
だから「ナシ」にかけていた戦力を外して「リンゴ」を売ることに力を入れるべきなのです。
「ナシ」を売る対策は「無し」です。
会社で計画を立てても、計画がマーケットとかけ離れていればやめるべきです。固執する必要はありません。