2023/01/16 07:00
目先の評価にこだわらない
評価には、これというモノサシがありません。だから、運が良くて評価がAになる人もいます。
その人は得か? というとそうではなく、実は損なのです。
A評価になったのは「運」で、結局落ちるからです。
頑張って成績を上げたのに、トップをとられて“運悪く”評価が下がってしまった、という人のほうが成長します。
ですから、目先のA,B,C評価で、一喜一憂してはいけません。
わが社の幹部のひとりに、過去こういうことがありました。
成績が一番良く、どれをとっても、誰が見ても、S評価が確定していたのに、あろうことか、経営計画書を紛失してしまった。
これで、評価シートの点数が0点になり、D評価に落ちたのです。
ふつうはそこでメゲてしまいますが、その幹部はメゲずに頑張り、次の期にS評価を獲りました。
評価とはそんなもので、実力のある人は、すぐまたS評価もとれるのです。
たまたま一回Aだったとか、一回たまたまダメだったとか、そんな「たまたま一回」は大したことではありません。
とったことのない“無難”な成績の人は、部長にはなれません。
オールBという無難な人よりも、C評価の、コテンパンにやっつけられた人のほうが、わが社では早く出世します。
悔しいと思って頑張った人が追い越していくのです。誰だって、C評価やD評価をとりたいなどとは思っていませんし、
中にはE評価をとった人もいますが、それでもメゲずに頑張った人が出世をするのです。