2023/09/25 07:00
活力
人間は誰しも、自分の欠点を直そうとします。
でも、欠点は直せません。
そもそも、なぜ“欠点”なのでしょうか?
白い大きな紙に、
1cm程度の赤いマークを付けると赤が目立ちます。
目立つのは“白の長所”が多いからです。
「欠点がある」とは、
「白の長所が多いから、赤の欠点が目立つ」
ということなのです。
こんどは、
赤い紙に同じ大きさの白いマークを付けると、
白が目立ちます。
長所が赤だからです。
欠点は、なくしてはいけないのです。
それよりも長所を伸ばしていくほうが早い。
欠点をなくそうとすると、活力がなくなります。
干し柿は、甘柿を吊るして作るのではなく、
渋柿を吊るします。
渋柿が太陽の光に当たって甘くなる。
渋(欠点)が熟して、将来甘く(長所に)なるのです。
私も、欠点である
「落ち着きがないこと」
をそのまま活かしています。
落ち着きがないから、日本中、世界中を飛び回れる。
落ち着きのある子は、良い子なのでしょうか?
会社の中にずっと落ち着いているアナグマ社長と、
世界を飛び回っている落ち着きのない社長と、
どちらが良いのでしょう?
『数字が人格』です。
ともかく、欠点を直すのではなく、活かしていく。
なんとかならないものを、
なんとかしてはいけません。
おかげさまで、私どもの会社は、
2022年度も増収を達成いたしました。
「強い組織」だからこそ、できたことだと思っています。
しかし、社長だけが頑張っても
「強い組織」はできません。
一人一人が、会社を支えるという意識を持ってこそ、
本当に「強い組織、強い会社」になるのです。
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