更新日:2021/12/17 09:27
コミュニケーション
業務効率
○○のやりとりで上手くいく!働くうえで重要なコミュニケーションのポイント【信頼関係/職場環境】
読了まで約2分
コミュニケーションの重要性
コミュニケーションという言葉には、実にいろいろな意味が込められています。
どこまでもビジネスライクに考えるのであれば、職場では仕事に関する情報だけを交換していれば十分のように思えます。
しかし実際の職場を考えれば、それだけでは不十分であることが分かるでしょう。
仕事に関することだけを事務的にやりとりしているだけでは、居心地のいい環境にはなりません。
何より息苦しいですし、仕事もしにくくなってしまいます。
それもそのはずで、コミュニケーションは「情報」だけではなく「感情」のやりとりも非常に重要な要素なのです。
インターネットの普及と共に、同じ空間にいなくても会話をすることができるようになりました。
しかしチャットによるコミュニケーションは相手の顔が見えず、表情や身振りと言ったいわゆる「非言語情報」を読み取ることができません。
それだけに相手が何を考えているのか感じ取ることができず、必要な情報はやりとりできたのに不安感が残ってしまうのです。
これは通常のオフィスであっても変わりません。
情報だけをやりとりするのではなく、相手が何を考えているのか考えることで、初めてコミュニケーションは成り立つようになるのです。
回数を重ねることの大切さ
よく「コミュニケーションは質より量」といわれています。
人間は同じ人に接する回数が増えるほど、その対象に対して好印象を持ちやすくなるからです。
これは「単純接触効果」「ザイオンス効果」と呼ばれています。
コミュニケーションは情報だけではなく感情のやりとりも大切、というルールがここでも登場します。
人間は誰かと話しているとき、言葉以外の表情や身振りで一種のサインを発しています。
相手はそれを無意識のうちに受け取りますし、相手からもサインが返ってきます。
このサインの送り合いが積み重なることで、お互いの信頼関係が深まり一体感を生むと言われているのです。
コミュニケーションは回数を重ねることが大切、とはいうものの、単に会う回数、話す回数を増やすだけでは不十分です。
まず自分が周囲に発しているサインについて敏感になりましょう。
「いつも怒っているように見える」「こっちの話を聞いてくれているか分からない」ように見られがちな人は、
なかなか相手との信頼関係を築くことができません。
自分がこういうつもりでいる、ということではなく、周囲にどう見られているか意識することが大切になります。
家族や友人に、普段自分がどう見えるか聞いてみるといいでしょう。
自分では思っていないようなサインを周囲に発しているかもしれません。
自分の発しているサインに気付けたら、次は周囲に目を向けましょう。
「この人といると安心できる」「この人はちゃんと話を聞いてくれる」と感じる人が周囲にいるなら、
その人を観察することでいろいろな発見があるはずです。
コミュニケーションの役割
そもそも、職場でコミュニケーションが重要視される理由とはなんでしょうか。
それは働く環境を心地よく、かつ円滑にするためです。
トラブルがあったとき気軽に相談できる環境が整っていないと、仕事をスムーズに進めることはできません。
またちょっとした会話で起こりがちな微妙なトラブルも、コミュニケーションが取れていないとそこからどんどん大きくなってしまいます。
「必要なことだけ話せば良い」ということではなく、仕事を円滑に進める上で、コミュニケーションはなくてはならないものなのです。
では、社員同士コミュニケーションを取るためには具体的にどうしていけばいいのでしょうか。
社員同士の飲み会を促進する、長期間一緒にいるような研修を企画するというのももちろんいいですが、
それよりも短い時間でいいのでやりとりを交わせる機会を作るのがおすすめです。
あくまで短い時間に留めることが重要で、これによって「コミュニケーションを取らなければ」というプレッシャーを軽くすることができます。
短い朝礼や面談などを上手く入れ込んでいきましょう。
また、日報や週報を活用するという方法もあります。
単なる面倒な習慣で終わらせるのではなく、自分を発信し相手の言っていることを理解する場だと職場全員が思うようになれば、
それも立派なコミュニケーションとなるのです。
適切なコミュニケーションで円滑な職場作りを
コミュニケーションは単に情報だけをやりとりするだけでは不十分で、そこに感情を乗せることで初めて意味を持ちます。
また、回数を重ねることも大切で、感情のやりとりを重ねることで相手との一体感が増し、信頼関係を築くことができるのです。
「コミュニケーションをしっかり取らねば」と構えすぎるのではなく、ちょっとした工夫を取り入れていきましょう。
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