更新日:2021/07/14 14:08
業務効率
ファシリテーションスキルとは【組織/能力】
読了まで約2分
会議やミーティングがなかなか進行しない、そんなときに活用すべきが「ファシリテーションスキル」です。
このファシリテーションスキルとは、プロジェクトや課題をスムーズに進行させる能力のことを指します。
本記事で解説するファシリテーションスキルをうまく活用して、組織の活性化を目指しましょう。
目次
ファシリテーションスキルとは、課題をスムーズに進行させる能力
ファシリテーションスキルとは、プロジェクトや課題をスムーズに進行させる能力のことを指します。
組織のリーダーに求められるスキルは数多くありますが、このファシリテーションスキルはそのなかでも優先度の高い非常に重要な能力です。
ファシリテーションスキルはプロジェクトや課題だけでなく、会議やミーティングを進める際にも活用されます。
参加メンバーの発言を瞬時に理解し、重要なポイントを引き出して議論を広げて、議論を終結に導くための合意形成を自らサポートします。
なお、上記のような一連の役割を担う人を「ファシリテーター」といいます。
ファシリテーションにおける4つのスキル
ファシリテーションスキルにおける具体的なスキルは4つあります。
1つひとつのスキルが業務の効率化につながるため、それぞれを十分に理解しましょう。
雰囲気構成のスキル
ファシリテーションスキルの1つとして、会社の雰囲気を整える「雰囲気構成のスキル」があげられます。
参加するメンバーが気持ちよく話し合いができるよう、メンバー同士の相性、会話内容などを考慮し、その場にあった雰囲気を構築します。
また、会議にかける時間を調整することもキーポイントとなります。
上記のような話やすい雰囲気を構築するからこそ、会議やプロジェクトがスムーズに進むのです。
対人関係のスキル
相手の意見を聞き入れて理解し共感する、そして共感深めながらメンバーのアイデアを広げていく、
この一連の流れを構築する「対人関係のスキル」は重要です。会議の内容を大きく広げられるとともに、結論の合理性を高めることができます。
なお、求められる具体的な「対人関係のスキル」は下記のとおりです。
- 傾聴
- 応答
- 観察
- 質問
物事を円滑に進めるためにも、このようなコミュニケーション系のスキルが必要です。
構造化のスキル
「対人関係のスキル」によってメンバーの意見が出揃ったのであれば、わかりやすく整理していきましょう。
議論で散らばったメンバー各々の意見を集め、かみ合わせる能力を「構造化のスキル」といいます。
話し合いを整理することにより、全体像が明確化して結論により近づきやすくなります。
この「構造化のスキル」で重要ポイントとしてあげられるのが、物事を組み立てる思考力と課題を解決する問題解決力の2つです。
合意形成のスキル
話し合いの全体像が明確になれば合意形成に導きます。しかし、無理やり合意形成をとって結論を出そうとすれば、当然意見の食い違いが起こります。
組織内の人間関係に悪影響を及ぼすため、適切に進行させなければなりません。
そこで「合意形成のスキル」では、高度なマネジメント力を用いて組織の団結力を高めます。
ファシリテーションスキルで団結力が高まると同時に、創造的な結論が得られるでしょう。
ファシリテーションスキルの活用で得られる3つの効果
ファシリテーションスキルを活用することで得られる効果は下記の3つです。
1つずつ詳しくみていきましょう。
生産性の向上
ファシリテーションスキルを用いることにより、会議やプロジェクトが円滑に進行します。
その結果として、生産性の向上にもつながるはずです。
また、時間の無駄がカットされることにより、情報のやり取りがその分可能となり、新しいビジネスアイデアや付加価値の高い成果を生み出しやすくなります。
メンバーのモチベーション向上
ファシリテーションスキルによる効率化が実現できれば、メンバーのモチベーション向上が図れます。
ファシリテーションスキルで居心地の良い環境が構築されるためです。
先程もお話したように、ファシリテーションスキルには雰囲気構成の能力も含まれます。
コミュニケーションが取りやすく業務が円滑に進むことで、メンバーのモチベーション向上に期待できるでしょう。
チームワークの向上
ファシリテーションスキルを活用すればチームワークの向上につながります。
参加者の意見を取り入れ整理を行う「対人関係のスキル」を発揮することで、会議での話し合いが良い方向に進みやすくなります。
会議やプロジェクトが成功に近づけば必然的に組織の団結力が高まり、メンバー同士の間に信頼関係が生まれるはずです。
ファシリテーションスキルを用いて組織を活性化させよう
ここまで、ファシリテーションスキルの基礎概要、活用するメリットを解説しました。
ファシリテーションスキルは、プロジェクトや課題をスムーズに進めるための能力で、
「雰囲気構成」「対人関係」「構造化」「合意形成」の4つのスキルがあげられます。
このファシリテーションスキルをうまく活用すれば、業務の生産性向上に期待ができるとともに組織の活性化が図れます。
ぜひ本記事を参考にして、ご自身の組織にファシリテーションスキルを活用しましょう。
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