更新日:2023/01/27 10:15
人材育成
コミュニケーション
職場での人間関係の重要性【コミュニケーション/良好な職場】
読了まで約2分
業務を支障なくこなしていくためには、職場における人間関係の重要性を理解することが大切です。
この記事では職場の良好な人間関係のメリットについてやポイントなどを詳しく解説していきます。
目次
なぜ職場での人間関係が必要なのか?
なぜ社員は互いに誠意をもって接する必要があるのでしょうか?
それは人は組織の中で約8~9時間という時間を費やしているため、一人で作業することは事実上不可能だからです。
新型コロナの影響で在宅対応に変わり、リモートワーク化が進みましたが、それでも個人だけで完結する作業はほぼないといっていいでしょう。
人間は一気に働く機械ではありません。私たち人間は人と話し、感情を共有し、意思疎通を図る必要があります。
仲間や気心の知れた同僚や同期がいない組織で働いている自分を想像してみてください。
私たちは社会の一員であり、より豊かな社会生活を送れるように同じ志をもった仲間が必要です。
孤立して働いている人は、ストレスを抱えたり、不安に陥りやすいです。
そして、そのような人は仕事を楽しむことはほとんどなく、やらなくてはいけない業務をただ処理するためだけにオフィスに出勤します。
一人で仕事をしている人は仕事が単調だと感じるでしょう。恐らく、新しい事をしていないので、時間の経過も早く感じられるかもしれません。
嫌われることを恐れずに、秘密を共有できる信頼できる同僚が周りにいることが不可欠です。
本音で語れば、フィードバックしてくれる同僚が職場にいるはずです。
職場の人間関係に頭を悩ませる社員は多い
日本労働調査組合が実施した調査によれば、職場の人間関係に悩んでいる人は全体の約3割いたことが分かりました。
年代別で見てみると、「職場の人間関係にストレスを感じている」と答えた年代は40代がもっとも多く、20代がもっとも少ないという結果でした。
年齢の高い社員ほど、人間関係に問題があると考える傾向があります。
人間関係の悩みを代表とする心理的ストレスが増大すると、離職や業績悪化といったリスクが高まります。
大きなストレスへと育っていく前に、対処していかなければなりません。
職場の人間関係が悪化する原因
人間関係を改善するためには、まず職場の人間関係がうまくいかない原因を把握しておくことが大切です。
以下原因として3つ解説します。
社員同士のコミュニケーションが不足している
社員同士の日々のコミュニケーションが不足していると、発言や判断の背景にある理由や感情、事情を理解する機会がないため、
悪気なくネガティブな感情を抱いてしまうことが多くなります。
そしてこのネガティブな感情がぐるぐると回ると、人間関係がこじれていく原因となります。
ギブアンドテイクのバランスが取れていない
人間関係は基本的にギブ・アンド・テイクで成り立っていると言われています。
同僚との人間関係がうまくいっていないと感じるのであれば、無自覚のうちにお互いが自分の利益を優先するような考えになっており、
他者からの利益を求めすぎている可能性があります。
ギブ&テイクのバランスがとれていなければ、人間関係がぎくしゃくする可能性があります。
業務の難易度についての理解が上司と部下で食い違っている
例えば、上司が「この人にならできる!」と思っている難易度だったとしても、部下が「難しい」と思ってしまっているときに任せてしまうと、
仕事は進まず、部下は「なぜ何も教えてくれないんだ」と不満を持つきっかけになります。
お互いに対してネガティブな感情がなかったとしても、物事に対する捉え方が異なっていると、
意図していない意味で言葉が伝わってしまい、うまく関係構築できないということが起こり得ます。
職場で良好な人間関係を築くメリット
職場で良好な人間関係を築くメリットとして主に3つあります。
社員が楽しく働けるようになる
職場での人間関係は、上司や同僚とのやり取りを通じて形成されていきます。
良好な関係であれば、気兼ねなく質問や相談ができたり、社員同士が和気あいあいとした休憩時間を過ごしたり、居心地の良さも感じられます。
小さなストレスがなくなり、日々楽しく働けるようになります。
社員の生産性が向上
余計な不安を抱える必要がない為、集中して業務に取り組むことができます。
また、円滑なコミュニケーションにより、やるべきことも明確になり、ゴールに向かって効果的に業務を進められることで、社員の生産性が向上します。
職場への愛着度が高まり、離職率が下がる
同じ会社で長く働くことができるのは、環境が良いからです。
将来的な不安も少なく、職場への愛着度も高まり、結果として会社の離職率が下がります。
職場で良好な人間関係を築くポイント
職場で良好な人間関係を築くポイントを3つ解説します。
独断で物事を進めない
さまざまな問題について仲間と話し合い、長所と短所を評価し尊重する事で、社員だけではなく組織全体がまとまり、良い方向に向かいます。
簡単な意見交換で考え方が見えてくると思います。
一人一人が自分の意見を発表し、オープンプラットフォームで議論する必要があります。
メンターのような人物を社内に配置する
職場で、私たちが良い仕事をしたときに感謝するだけでなく、間違いを教えてくれる信頼できる仲間がいることが不可欠です。
職場では、単なる同僚というよりもメンターのような人が、社内の雰囲気をより良くさせるキーパーソンとなるでしょう。
会社全体で協力し合いながら業務を遂行する
一人で作業すると負担が大きく、期限内にタスクを完了することが難しい場合もあると思います。
より良い結果を得るためには、社員一人一人が同僚と協力しあい、期限内に業務を遂行していくことが大切です。
職場の人間関係を改善して業績向上を目指そう
人間関係は職場の環境に直接影響するため、誤解と混乱は社内トラブルにつながります。
社内の対立は、決して良い方向には向かいませんし、結果として労働環境を台無しにしてしまいます。
職場の人間関係を改善して職場環境を良くして、業績向上を目指しましょう。
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