更新日:2021/12/08 07:30
武蔵野社員の奮闘記
泣きながら請求業務をした1年目
経営サポート事業本部業務サポート 三好優紀
4月からの配属先は、管理部門の営業サポートでした。具体的には、売掛の請求担当です。
もともと事務をやりたいと思っていたので、内勤は大歓迎でした。
しかし、ラッキーだと思っていたのは、最初の1~2カ月くらいです。
引継ぎが終わって6月から一人で請求業務をやるようになると、とんでもなく忙しい毎日が待っていました。
請求データをもとに請求書をつくり、印刷して、封筒に入れて切手を貼る――。
これが請求業務の基本的な流れです。
これだけ聞くと、そんなに大変ではないように思えるかもしれません。
私も引継ぎ期間中はそう思っていました。
しかし一人でやるようになって、それが間違いであることがわかりました。
まず、量が半端ではありません。
月末には約1000枚の請求書を発行する必要があります。
印刷して封筒に入れるところまでは機械が自動でやってくれますが、その後、切手を貼るところからはすべて手作業です。
また、1000枚のうち数100枚は、「請求書と一緒に領収書をつける」
「こっちの請求書とあっちの請求書は同じ会社なので、一つの封筒に入れる」といったイレギュラーな対応が求められます。
量が多いうえに例外処理が多く、とても残業1~2時間で終わらないのです。
お客様の口座から引き落としするためのデータ作成も私の担当でした。
このデータ作成は、当時、手作業で行っていました。
そのためどこかでミスをして、実際の請求額とズレることがありました。
たとえ1円でも、お客様の口座から多く引き落とししてしまったら大問題です。
ズレがわかったときは、完璧に合うまで計算をやり直す必要があります。
上司の滝沢に手伝ってもらって23時くらいまで残業したものの、それでも計算が合わず、翌朝からまた再計算した日もありました。
こういう日が続くと、体力以上に気持ちのほうが削られていきます。
ある月末、一人で残業していると、営業サポートの部屋から、私の代の採用担当だった守屋の顔が見えました。
守屋は別件でたまたま本社にきたのですが、懐かしい顔を見た瞬間、なぜか涙がボロボロと出てきました。
それだけ精神的に不安定だったのだと思います。
ちなみに守屋は突然のことでオロオロしていました(笑)。
(その節は本当にすいませんでした……)
私は自転車通勤をしていましたが、帰り道でもよく泣いていました。
家につくまでに涙は乾くのですが、母親が見たら一発でわかるようです。
「大変だったら辞めてもいいのよ」と優しく言われて、また泣きそうになったことを覚えています。
慣れてきたのは、独り立ちして半年ほど経ったころでしょうか。
ようやく仕事を覚えてきたとともに、まわりのみなさんと距離が近づいてきたことが大きかったと思います。
内勤はパートさんが多く、みなさん私より年上のベテランです。
自分の母親の年齢に近い方たちとどのように接していいかわからず、最初はわからないことがあっても遠慮して質問することができませんでした。
しかし少しずつ仲良くなって、素直に頼れるようになりました。
おかげで、突然泣き出すような不安定な時期からは脱することができました。
余裕ができたらできたで、また別の問題が発生しますが、それはまた次回に!
次回は“気持ちにゆとりができると辞めたくなる!?”です。
次回もお楽しみに!
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